エンゲージメント・ゲームをリリースしました

(株)NEWONEの上林です。
「エンゲージメント」と言う言葉を聞いてどのような印象を持ちますでしょうか。

人事・組織業界でよく使われるようになった言葉ですが、それでも「コミットメント」のようなもの?と問われることも多く、負担を感じる受け取り方をしている方も多くみられます。

本来的な意味は、よりポジティブなところにあり、その「エンゲージメント」と言う言葉をもっと身近にしたいと思いから、体験できるカードゲームに落としこみ、この度リリースさせていただきました。

エンゲージメントとは何か


エンゲージメントとは、
企業や人、ブランドやサービスなどへの愛着・絆、関係性を指す言葉であり、組織に対する自発的な貢献意欲や主体的に仕事に取り組んでいる心理状態です。

婚約指輪のことをエンゲージメントリングと表現することもありますが、結婚予定の両者が相手に対して好意的なベクトルを持ち、つながりがあるということを表しているものだと思います。

すなわち、エンゲージメントとは、受身的に何かをもらうというものではなく、主体的な意志があるものであり、本人から仕事や組織に対して愛着あるベクトルがあり、その上で、つながっていることが大事です。

エンゲージメントに対する誤解


一方で、エンゲージメントに対して、様々な誤解も見られます。

誤解(1)皆のエンゲージメントを高める完璧な施策がある
一人ひとりとの結びつきであり、相手によって高まるポイントが違うため、一律に高めることが出来る完璧な施策はありません。

誤解(2)エンゲージメントを高めるために、いろいろ与えるべきである
高めるために、会社から何かを与るだけではダメで、個人との結びつきなので、本人から会社・仕事へのベクトルが無いとつながらないものです。

誤解(3)いかなる時でも、エンゲージメントが高い人材がいる
エンゲージメントが高い人であっても、ミッション・ビジョンや業務特性が違う組織に移ると、下がってしまうことがあり、本人だけ変革しても難しいものです。

誤解(4)「会社」が頑張って、各人とつながっていくべきである
会社というもの自体は存在しないものであり、「理念」「事業内容」「社長」「上司」「同僚」「仕事」などと結びつけるべきです。

本人と仕事・組織とが対等につながっている状態がエンゲージメントであり、
本人側から見ると「働きがいがある状態」であり、組織側から見ると「前向きにパフォーマンス高く取り組んでいる状態」であり、その両方を繋ぐものが「エンゲージメント」という言葉です。

誰にとっても不利益は無く、もっとポジティブに捉えてもらいたいなと常に思います。

体感を通じてエンゲージメントを捉える


そのような中、「エンゲージメントをもっと身近に」というコンセプトで、業務を体感できるカードゲームを先月リリース致しました。

内容は、達成しなければならない4つのプロジェクトに対して、各人が持っている「仕事(プロジェクト)を進めるカード」か「周りのエンゲージメントを上げる(下がるのを防ぐ)カード」を順次出して、プロジェクトを成果に導くものです。
プロジェクトメンバー各人の価値観が異なる設定で取り組み、仕事内容や仕事の進め方によって、価値観が合わない人等のエンゲージメントが増減するものになります。(例:新しいやり方を試す場合、皆で協調したい人のエンゲージメントが下がる)

現実の世界に近づけたものを取り組んでいただくことで、日々の自分に対して向き合っていただくことを大事にしていたのですが、今まで出てきた感想は大きく3つありました。

1. パフォーマンスに注力することで、人のエンゲージメントを下げていること
成果志向が強い方は、必要以上に早くプロジェクトを進めようとします。その無意識な癖が、他の人のエンゲージメントを下げていることに気づき、日常の自分を省みる方が多かったです。

2. 同じ仕事でも、人によってエンゲージメントが増減すること
当たり前のことなのですが、同じ仕事内容や進め方であったとしても、人によってはエンゲージメントが上がり、別の人はエンゲージメントが下がるということに気づかれる方が多いです。そこから、職場の周りの人の価値観を把握しているのかと振り返る方が多かったです。

3. エンゲージメントというものは、下がると上がりにくいこと
エンゲージメントが普通の場合、下がってから挽回しようと試みる方が非常に多いです。一方で、一度下がると上げるのは難しいものであり、今までの考えを改めて、先手を打って高めることが大事だと気づかれる方が多いです。

また、実施後の振り返りでは、職場と紐づけて「もっと価値観を知り合う必要がある」「何かに取り組むときに目指す方向感を早い段階で合意する必要がある」「下がってから上げるではないことを肝に銘じる 」「仕事をできるだけオープンにし、お互い関わりながら仕事をする」など非常に深い対話が行われていました。

エンゲージメントをもっと身近に


先ほどのゲーム後の振り返りの場が、職場単位で行われるとするならば、それが望ましい姿です。
管理職とメンバーが、また、メンバー同士が、互いにどのような組織であるべきか、お互いに何を大事にしているのかを話し合う。そういう場が組織を強くすると思います。

本ゲームは、自分たちだけでも実践できる形に仕立てており、内製化支援ツールとして提供することが可能です。
こういった対話を多くの組織内で行っていただき、エンゲージメントをもっと身近に、そして、エンゲージメントを高めることで、すべての人に「働きがい」を持ってもらいたい。
そういった世界を実現していきたいと強く思います。

★近日開催予定の「エンゲージメントゲーム」体験会
2019年12月20日(金)開催《無料》
「エンゲージメント ゲーム」体験会
https://new-one.co.jp/seminar/2019-1220/

 


■プロフィール
上林 周平(kambayashi shuhei)

大阪大学人間科学部卒業。
アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)に入社。
官公庁向けのBPRコンサルティング、独立行政法人の民営化戦略立案、大規模システム開発・導入プロジェクトなどに従事。
2002年、株式会社シェイク入社。企業研修事業の立ち上げを実施。その後、商品開発責任者として、新入社員~管理職までの研修プログラム開発に従事。
2003年より、新入社員~経営層に対するファシリテーターや人事・組織面のコンサルティングを実施。
2015年より、株式会社シェイク代表取締役に就任。前年含め3年連続過去最高売上・最高益を達成。
2016年、若手からのリーダーシップを研究するLeadership Readiness Lab設立し、代表に就任。
2017年7月、「和×人材育成」をコンセプトにした和の大学株式会社を設立。
2017年9月、これからの働き方をリードすることを目的に、生産性向上やイノベーションなどを支援する株式会社NEWONEを設立。
米国CCE.Inc.認定 キャリアカウンセラー

 

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