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従業員体験が高まる新入社員受け入れとは

従業員体験が高まる新入社員受け入れとは

NEWONEでは、あらゆる企業のご希望やお悩みにあわせた
多種多様な研修を取り扱っております。

どんな研修があるか見てみる

いよいよ4月となり、23新卒を受ける企業も多いのではないでしょうか。

NEWONEでは、良いスタートダッシュを切るために、
3月27日に入社式を実施し、受け入れをしっかりと行っております。

エンゲージメントの重要性が叫ばれる昨今、
新入社員の受け入れを行う際に重要なポイントは何かについてまとめてみたいと思います。

人材が不足する時代の人事戦略

2030年には640万人の労働者が不足するというデータもあります。
人口が減少している中で労働者は不足し、特に、大活躍するようなエース人材は取り合いが加速しています。

また、先日弊社の戦略人事になるためのアカデミー講座でも、参加者が共感していたこととして、
「生涯この会社に居続ける前提ではない時代の育成体系」というメッセージがありましたが、人材はどんどんと流動化していきます。

そういった時代においても、少しでも長く自社で活躍していただくために、
何を意識しておくべきでしょうか。

体験価値と従業員体験の重要性

人口減の日本において、マーケティングの領域でも体験価値という言葉が重視されています。

体験価値とは、
“製品やサービスを利用する際に得られる物質的な価値以外の感情や経験的な価値のこと”
であり、良い体験価値がリピート率につながったり、顧客単価向上につながったりし、ブランド価値も高まっていくという考え方です。
顧客を増やすことが難しい市場において、重要な戦略でもあります。

一方、労働環境も同じで、人が不足している状態です。
そうなると、働く人への体験価値が大事であり、それが今”従業員体験”という言葉で重要視されていることです。

従業員体験とは、
“企業や組織に所属する従業員が、仕事において得る経験や感情のこと”
であり、仕事のやりがいや充実感、自己実現や成長の機会、職場環境や雰囲気、上司や同僚との関係などが含まれると言われています。

従業員体験を高めることで、組織への魅力付けや定着化、エンゲージメント向上につながっていくものです。

NEWONEでは、エンゲージメント向上をはじめとした
人・組織の課題解決のヒントとなるセミナーを開催しています。

開催中のセミナーを見てみる

従業員体験の設計のポイントは

従業員”体験”といっても、
今までも”体験”はしてきたので、何が違うのかと聞かれることがあります。

ここで大事なのは、”体験”とはあくまで「手段」であり、
その手段を通じて得られるものは「感情」であり、特にポジティブな感情が大事なのです。

壮大な入社式を体験し、この会社でこれから働く”高揚感”を感じる、
という感情に注目することになります。

そうなると、
自社はそれほどお金がないので、壮大な入社式はできないという意見もありますが、
“感情”を重視して設計すると、
得てほしい感情は、”歓迎されている”、”自社への誇りを感じる”という高揚感であり、
高揚感をベースに考えると、
• 社員全員参加の歓迎ムービーや一人ひとりへの手紙プレゼント
• 会社重要戦略や会議の一部に新入社員が関与する機会の創出
といったことでも得られるものであり、費用などの制約条件は打破できるものです。

この考え方は入社式に限らず、
• 我々の職種はリモートワークができない
• 単一事業なので、様々なキャリアパスが用意できない
といった点でも代用ができます。

従業員体験を高めることが、エンゲージメント向上にもつながり、自社での貢献意欲が高まっていくものです。

これからの時代の人事施策を立案する

NEWONEでは、“人事”というポジションの魅力向上とスキルアップ向上を目的とした
HR Plusという事業の中で、上記のような学びを提供する”アカデミー”を開催しております。

・戦略人事とは何か
・人的資本経営
・戦略人事と人材戦略の紐づけ
・組織を動かすリーダーシップ
・育成体系や組織開発
・社員の意向とスキルの吸い上げ
等をテーマに全6回のコースを実施しております。
https://new-one.co.jp/seminar/newone-academy/

また、5月からは、主に人事関連の仕事に異動されてきた人を中心に、
エントリー版のコースとして、
・人事の各機能の理解
・人的資本の活用のポイント
・育成体系と各社の施策例
などを学べる全3回のコースも開校予定です。
https://new-one.co.jp/seminar/entry-academy/

急速に変化し、重要性が増している”人事”という領域において、
今までとは違う新たな考え方で推進していくことは、とても重要であると考えております。

上記、ご興味ある方は、ご参加いただければ幸いです。

※以下の日程にて、人事のための学校について説明会を行っています。

【説明会】人的資本を活かすための戦略人事の学校では何を学ぶのか!?
~人事担当としてステップアップしたい方向け~
《日時》2023年 4月 13日(木)開始:10:00~10:30 Zoom 無料
https://new-one.co.jp/seminar/hr-infosession/

【説明会】人材育成担当を今年度任された方必見!!
『新たに人材育成領域を担当する方向けの学校』では何を学ぶのか!?
《日時》2023年 4月 13日(木)開始:14:00~14:30 Zoom 無料
https://new-one.co.jp/seminar/entry-info/


■プロフィール
上林 周平(kambayashi shuhei)

大阪大学人間科学部卒業。
アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)に入社。
官公庁向けのBPRコンサルティング、独立行政法人の民営化戦略立案、大規模システム開発・導入プロジェクトなどに従事。
2002年、株式会社シェイク入社。企業研修事業の立ち上げを実施。その後、商品開発責任者として、新入社員〜管理職までの研修プログラム開発に従事。
2003年より、新入社員〜経営層に対するファシリテーターや人事・組織面のコンサルティングを実施。
2015年より、株式会社シェイク代表取締役に就任。前年含め3年連続過去最高売上・最高益を達成。
2016年、若手からのリーダーシップを研究するLeadership Readiness Lab設立し、代表に就任。
2017年9月、これからの働き方をリードすることを目的に、エンゲージメントを高める支援を行う株式会社NEWONEを設立。
米国CCE.Inc.認定 キャリアカウンセラー

【書籍出版情報】
2022年7月に、弊社代表上林が「人的資本の活かしかた 組織を変えるリーダーの教科書」を出版しました。