「タテの成長」と「ヨコの成長」 ~人生100年時代のキャリアデザイン~

こんにちは。山野です。
先日、とあるプロジェクトでブータンという国に行ってきました。

中国とインドの間に挟まれた小さな国で、GDPに変わる指標として、
GNHを提唱した国として、ご存知の方もいるかもしれません。

今回は、夏に現地で実施する3日間のワークショップの内容と場所を
決めるために、普段は違う組織で働く4人のメンバーが集まり、
リサーチ、コンテンツのテスト、現地キーマンとの折衝などを
約1週間かけてやり切るというミッションでした。

正直なところ、なかなかハードな1週間だったのですが、
これから増えていく可能性のある、組織の垣根を超えた
プロジェクトの仕事という点で、学ぶ点が非常に多かったので、
3つのポイントで振り返りながら、書いてみたいと思います。

1.  個が、いかにエッジを立たせられるか(タテの視点)

今回のチームは、起業家、大学教授、NPO職員、私の4名で、
多様性が比較的担保されたので、例えばアカデミックな視点と
現場の視点を組み合わせるなど、それぞれの専門性や現場経験を
ミックスできた点は、一つの手応えでした。
プロジェクトの仕事といっても様々ですが、特に今回のように
短期間で一つのプロトタイプをつくり切るというケースでは、
個のエッジをいかに立たせるか、また如何にその点を考慮した
「漏れなく、ダブりないチーム編成」を行うかという点は
非常に重要な観点であると思います。

2. 一人ひとりが可動領域を広く持てるか(ヨコの視点)

一方、今回のチームの一つの難点は、サッカーで例えると、
点取り屋の「フォワード」が多いという部分でした。

そして、普段はどちらかといえば守備よりの「ボランチ」に
近いポジションを取ることが多い私が、
たまたまチームで一番英語が話せるという理由で、
現場交渉、意思決定などの攻めの部分を担うことに
なるという、ある種の逆転現象が起きたことです。

これは、お互いにやりづらさも多少あったのですが、
フォワード、ボランチ、それぞれのおもしろさや、
逆に大変さを実感することになったという点では、
多くの学びがありました。

(意外と普段取らないポジジョンに、適性があるかもしれません)

もちろん、バランスよくチーム編成できるに
越したことはないのですが、

前述した専門性としての個のエッジを意識して
チームをつくるという点を重視したときに、
フォワードが多い、逆にボランチが多いなど、
多少偏りが生まれることもあると思います。

その中で、自分の専門性を活かしながらも、
攻めの姿勢、守りの姿勢について、一人ひとりが一定の
「可動領域」を持つことも大事なのかもしれないと感じました。

攻めの経理や広報、守りの経営や営業、変化に合わせて
いろんな広がりが考えられると思います。

3. 関係の質が、成果の質を決める(タテとヨコをつなぐもの)

最後に、プロジェクトで仕事をするときには、
お互いのことを多少知っていても、深くは知らないという
ケースがあるかもしれません。今回のプロジェクトがそうでした。

そう考えたときに、お互いのタテのエッジ、ヨコの可動領域や
得意・不得意について確認しておくことが、プロジェクト中の
多少の摩擦を受け止めるためにも非常に大切であると思います。

今回は、飛行機の中で、映画「ボヘミアン・ラプソティ」をネタに
盛り上がりつつ(少しワインを飲みすぎましたが・・・)
お互いのフォワード論、ボランチ論について少し話してみたり、
慣れない海外での合宿のため、不思議な連帯感が生まれたことも、
チームとして成長するためには大きなポイントであったと思います。
(もちろん、ぶつかることも多々ありました)

以上、3つの点で振り返りをしてみましたが、
これからのキャリア開発という視点で捉えたときには、

エッジを立たせる「タテの成長」と
可動領域を広げる「ヨコの成長」の2つの視点を
意識することが改めて重要であると感じました。

そして人生100年時代と言われる中で、もう少し付け加えると、

・ タテの成長については、2本くらい柱は立てること
(時代の変化を意識しながら)
・ タテの成長なくして、ヨコの成長はないこと
(個のエッジがぶつかるときに、自分の可動領域が見えてくる)
・ 一方で、タテの成長に限界を感じたとき、ヨコの成長が効くこと

そのあたりの点も意識しながら、キャリア設計していくことが
大事なのかもしれないと感じました。

まだまだ、一本目の柱も頑丈でない27歳の私ですが、
あらためて頑張っていきたいと思います。

 


■プロフィール
山野 靖暁(yasuaki yamano)
1991年生まれ/大阪府出身
株式会社シェイクに新卒で入社後、研修開発やコンサルティング営業に従事、
多くの企業の人材育成、組織開発に携わり、株式会社NEWONEの創業期にも関わる。
シェイク退職後、イギリスの大学院シューマッハカレッジへの短期留学を経て、
2018年3月より島根県の隠岐郡海士町に、暮らしと仕事の拠点を移す。
地域や、海外をフィールドにした課題解決型学習のコーディネートなど、
高校、地域、行政、民間企業等と連携しながら教育の魅力化に取り組んでいる。
最近のテーマは「他者との関わりの中で、その人らしさが生まれる学びの場」

 

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