働き方改革時代の人材育成のポイント

(株)NEWONEの上林です。
「働き方改革」という言葉が多く聞かれますが、その時代における人材育成のポイントは何か。改めてまとめてみたいと思います。

働き方改革時代における変化


働き方改革が叫ばれる昨今。
時代背景としては、日本の生産年齢人口の割合が減少しているところにあります。(この減少傾向は、他のどの国よりも早い)
そういった働き手が少なくなってくると、国としての力も弱くなる可能性が高い中で、それに対する打ち手は大きく2つあると思います。

一つは、今まで働きたくても働けなかった人を働けるようにすること。
保育園を増やすことや、時短やリモートワークの制度で働ける人を増やすことなどが挙げられ、働き方改革の施策としてよく取り上げられるものが多いです。

一方でもう一つは、(働き手が少ないからこそ)一人ひとりのパフォーマンスを向上させること。
生産性の向上という文脈やテクノロジーへの転換などで語られることも多く、この打ち手も、働き方改革時代においてとても大切な観点であります。

一人ひとりがどれだけパフォーマンスを向上させることが出来るか、人材育成という領域において向き合っていくべきテーマでもあります。

武器を身に着けるという観点以外の人材育成とは


では、どのようにすればパフォーマンスが向上されるでしょうか。

新しい知識を獲得したり、スキルを開発したりすることで、パフォーマンスが上がることは多くあります。一人ひとりの武器がどんどん増えていく感覚です。しかし、獲得した知識やスキルを発揮する機会がなく、効果につながらない場合も一部あるのが実情です。

一方で、多くのビジネスパーソンに会う中で、
・今、仕事で自分自身の持っているポテンシャルを何%くらい発揮していますか
・部下は持っているポテンシャルを今何%くらい発揮していますか
と問うと、
80%や60%、場合によっては20%と答える方も多くいたりします。

一人ひとりのパフォーマンス向上が望まれる中で、
この100%に対するギャップはとても勿体ないもの。

そこを埋める人材育成施策をすることも、
組織のパフォーマンスを向上させる上で、大事なことであると思います。

働き方改革時代:パフォーマンス発揮を促進するために


では、一人ひとりのパフォーマンスを向上させるために何が必要でしょうか。
人材育成という観点で何ができるのでしょうか。

それを考えるにあたり、まず100%の力を発揮している状態を想像して見ると、どのような場面を想像しますでしょうか。
何かに集中して取り組んでいたり、初めてのことに前向きに取り組んだり、仲間と励ましあいながら全力で走ったり、そういうシーンだったりします。

そのような100%発揮している状態に近い概念としてあるのが、ワーク・エンゲージメントという考え方であり、「仕事に関するポジティブで充実した心理状態であり、活力、熱意、没頭によって特徴づけられる」というように定義されることが多いものです。

そして、その活力、熱意、没頭を高めるものとしては、「仕事の意義」「上司の公正な態度」「同僚の支援」「ほめてもらう職場」「仕事のコントロール」などの「仕事の資源」と、「自己効力感」や「楽観性」などの「個人の資源」を高めることが大事であると、書籍「ワーク・エンゲイジメント」(著者:島津明人)にも記載されています。
すなわち、影響する因子に対して変化が起これば、一人ひとりのパフォーマンス発揮度合いに影響するということです。

我々が研修プログラムを作り、提供していくにあたり、ベースとして大事にして組み入れている概念。
様々な因子に影響を及ぼすことで、一人ひとりのパフォーマンス向上に寄与する。

世の中に様々な研修プログラムがある中で、弊社NEWONEの特徴でもあり、これからも追及してきたいテーマでもあります。

プログラムを通じて、一人ひとりのパフォーマンス発揮度合いが上がり、仕事が楽しいと感じられる方々が一人でも多く増えてほしい。

これからも他にはない新たな価値を作り、社会に貢献していきたいと思います。

 


■プロフィール
上林 周平(kambayashi shuhei)

大阪大学人間科学部卒業。
アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)に入社。
官公庁向けのBPRコンサルティング、独立行政法人の民営化戦略立案、大規模システム開発・導入プロジェクトなどに従事。
2002年、株式会社シェイク入社。企業研修事業の立ち上げを実施。その後、商品開発責任者として、新入社員~管理職までの研修プログラム開発に従事。
2003年より、新入社員~経営層に対するファシリテーターや人事・組織面のコンサルティングを実施。
2015年より、株式会社シェイク代表取締役に就任。前年含め3年連続過去最高売上・最高益を達成。
2016年、若手からのリーダーシップを研究するLeadership Readiness Lab設立し、代表に就任。
2017年7月、「和×人材育成」をコンセプトにした和の大学株式会社を設立。
2017年9月、これからの働き方をリードすることを目的に、生産性向上やイノベーションなどを支援する株式会社NEWONEを設立。
米国CCE.Inc.認定 キャリアカウンセラー

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