組織開発をパッケージ化する

(株)NEWONEの上林です。

組織を強くする上で人材開発と共に重要な組織開発。

人にフォーカスした施策である人材開発に対して、
「関係性」や「相互作用」にフォーカスした施策である組織開発。?

私自身も、何度も組織開発プロジェクトに携わってきましたが、
この組織開発をもっと身近なものにできないか、これから追求していきたいテーマでもあります。


組織開発を身近にしていく背景


働き方改革が叫ばれる中、一人ひとりのパフォーマンスが求められる昨今。
一方で、一人ひとりの生産性があがっても、組織全体としてのパフォーマンスが上がらないと意味はありません。
互いの関係性が悪かったり、非効率が生じているとそれを解消する必要があります。

また、時間削減だけでなく、付加価値が求められ、イノベーティブなことが求められる昨今。
新しいものは、違いの掛け合わせから生まれることが多く、そういったことからも「関係性」や「相互作用」は重要なものです。

そういった中で、その「関係性」や「相互作用」を強化すること自体が「管理職の役割」にもなりつつあります。


組織開発とはどのようなものなのか


では、組織開発とはどのように進めていくものでしょうか。

様々な考えはありますが、
1.組織(職場)の現状(の事実)を直視する
2.キーパーソン含め関係者で対話する
3.取り組みに合意し、行動することで、小さな成功体験を得る
4.成功を公表し、他に広げ、自走できるようにする

というようなステップで語られることが多いですが、言葉にしてみると抽象度は高く、実施するにあたり疑問が出てきます。

・どのような観点で現状の事実を可視化するのか
・その事実を見て、どういった論点で対話をするのか
・本当に関係者が前向きに対話するのか
・どのような観点で取り組みの合意をするのか、できるのか
・すぐの行動につながるのか

こういった問いに対して答え、組織開発を推進していくためのスキルは、多くの経験から学ばざるを得ないという考え方が一般的かと思っています。

また、全く同じ組織というものは無い中で、Aさんが実施した場合とBさんが実施した場合とではどちらが効果的だったか、を測定することも難しい特徴があります。

そういったこともあり、組織開発をする場合は、経験豊富な人材にお願いしたり、肩書ある専門家にお願いしたりすることが多い実情があります。

小さな組織開発の積み重ねが大事


そういった組織開発ですが、
数千人の全社規模を変革するものもあれば、数人の職場単位を変革するものもあります。
180度大きく転換するような変革もあれば、今よりも少し良くすることを狙ったこともあります。

組織全体を強くしたり、一人ひとりの働きがいやパフォーマンスを上げるためには、
もちろん大型の組織開発も大事ですが、「職場単位で」「少し良くなる」小さな組織開発の積み重ねが非常に大事であり、そういったものが増えていけばと思っています。

小さな組織開発を増やしていこうとするならば、先ほどの
・どのような観点で現状の事実を可視化するのか
・その事実を見て、どういった論点で対話をするのか
・本当に関係者が前向きに対話するのか
・どのような観点で取り組みの合意をするのか、できるのか
・すぐの行動につながるのか

というような疑問が、できるだけ起きない仕組みを作ることが大事であり、その仕組みを少しでもパッケージ化したいという想いがあります。

「働き方改革」という名目で組織開発をする


我々株式会社NEWONEが、先日リリースした「働き方改革ゲーム-NEWONE-」は、この「組織開発をパッケージ化する」という世界観への一歩目です。

関係者が集まり、カードゲームというポジティブな雰囲気の中で、自分たちの打ち手からみられる傾向や自社に置き換えての傾向から現状を直視し、対話をし、カードの打ち手等を論点に取り組み内容を決める。

数千人の大型な組織開発ではなく、職場の管理職や人事担当者が、職場のメンバーを集め、実施し、対話する。そういったことが促進されるツールです。


そして我々は、一つでも多くの職場が組織開発されることを願って、
カードキットや進行スライド、システムロジック等をお渡しし、自由に使っていくという「認定ファシリテーター制度」という形で、多くの方が実施できるようにしていきたいと思っています。

「組織開発をパッケージ化する」の一歩目。
これを皮切りに、多数の職場で、自分たちで小さな組織開発が起こるような社会を作っていきたいと思います。

これからも一つずつ取り組んでまいりますので、引き続き何卒よろしくお願いします。

★ 認定ファシリトレーニング実践会 ★

2019年1月16日(水)開催?
『働き方改革ゲーム -NEWONE-』を自ら自社内で実施してみませんか?

 


■プロフィール
上林 周平(kambayashi shuhei)

大阪大学人間科学部卒業。
アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)に入社。
官公庁向けのBPRコンサルティング、独立行政法人の民営化戦略立案、大規模システム開発・導入プロジェクトなどに従事。
2002年、株式会社シェイク入社。企業研修事業の立ち上げを実施。その後、商品開発責任者として、新入社員〜管理職までの研修プログラム開発に従事。
2003年より、新入社員〜経営層に対するファシリテーターや人事・組織面のコンサルティングを実施。
2015年より、株式会社シェイク代表取締役に就任。前年含め3年連続過去最高売上・最高益を達成。
2016年、若手からのリーダーシップを研究するLeadership Readiness Lab設立し、代表に就任。
2017年7月、「和×人材育成」をコンセプトにした和の大学株式会社を設立。
2017年9月、これからの働き方をリードすることを目的に、生産性向上やイノベーションなどを支援する株式会社NEWONEを設立。
米国CCE.Inc.認定 キャリアカウンセラー

 

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