働くママの学びにレボリューションを

こんにちは。NEWONEの木村です。

この度、「働くママの学びにレボリューションを」をコンセプトに、「ママレボ」という新サービスをリリースいたしました。

研修時間を通常の1/4(2時間)に圧縮し、全4回を1プログラムとして、各種テーマを取り扱って参ります。例えば、働くママ当事者向けの「生産性向上プログラム」や「協働力強化プログラム」、さらには、産休を控えた「プレママ」向けのプログラムや、働くママを部下に持つ「イクボス」向けのプログラムもご用意しております。

「ママレボ」は、社内でメンバーを募り、私を含む女性3名のメンバーでプロジェクトとして発足しました。
事の発端は、私のふとした問題意識でした。

現在ご一緒させていただいている多くの企業様で、研修は当たり前のように「9時~18時」現在時短勤務をしている私は、子供への負担を考えると、そう簡単には最後まで立ち会うことができません。

また別の切り口として、社内で勉強会やワークショップを行う際にも、勤務時間を超える場合には途中で退席せざるを得ません。

私が抜けた後の時間を他のメンバーにフォローしてもらうことへの申し訳なさもありつつ、
やはり途中で抜けることでの「中途半端感」があるのは間違いなく、開始時点で、途中までしか受けられないことが分かっていると、自然と身が入らない自分がいることに気づきました。(本当はこんなことを言ってはいけないのでしょうが・・・)

そんなとき、ふと思い出したのが、自分が産休に入る前にご一緒していた受講者の皆さまです。

当時、数はさほど多くないものの、研修を受講される方の中に時短勤務の方がいらっしゃり、「時短なので●時で抜けます」と言われることはありました。
その度に研修の提供者側としては「分かりました」と言って了解するだけ。
それ以上でも以下でもなく、ただ「了解する」だけ。

取るアクションとしては、抜けられた後のワークで作成するはずだったアウトプットを後日人事様にご提出いただくくらいで、我々として特段策を講じることはありませんでした。

私自身も同じ立場になった今、その当時の受講者の皆さま(時短の働くママたち)に対して、なんて中途半端で失礼なことをしていたのだろうと、深く反省しています。

もちろん「働くママ」と一言で括っても、仕事に対する意欲や価値観、人生において大事にすることは、人それぞれです。

ただ、きっと私がそうやって過去に「何もしてこなかった」人たちの中には、「本当はもっと学びたかった人」がいたのではないかと思うのです。

働くママはどうしても制約が多く、「学びたい」という気持ちがあってもなかなか学べない。

本コラムの初回の自己紹介でも書かせていただきましたが、育休明けで復職してから新たに芽生えた私の「想い」は、「この仕事を通して、世の中の働くママに何か役立つことをしたい」ということです。

世の中にはいろんな役割の人が存在し、人それぞれなすべきこともできることも違う。だからこそ世の中は成り立っているのだと私は考えています。

そのうえで、今の私がすべきこと、今の私だからこそできることは何かを考えた先に見つけた1つの解が、この「ママレボ」です。

幸いにも、立場は違えど、私のこの想いに共感し、共に創り上げてくれた「仲間」がいます。私は本当に幸せ者だと改めて思います。

今回のプロジェクトを立ち上げる際、正直なところ最初は恐れもありました。
ただでさえ通常業務でいっぱいいっぱいの中、さらに+αの仕事を自ら増やし、しかも他のメンバーも巻き込むなんて。

今の私(育児をしながら働く私)は、産前の自分の感覚ではあり得ないことを山ほどしています。

・自分から依頼したミーティングを(子供の体調不良で)ドタキャンする。
・顧客とのアポイントメントを(子供の体調不良で)急遽他の人にお願いする。
・自分が開発を担当した研修を(時短の関係で)最後まで見届けることがほぼできない。
・どんなに〆切が迫っていても、子供が保育園休みの土日祝日はほぼ稼働できない。

ただでさえ「約束を守る」「自分で言ったことは必ずやり遂げる」をモットーとしている私にとって、復職してすぐは、こうした「当たり前」ができない(守れない)状況を自分自身が受け入れられず、ただただ自分を責める日が続きました。

他の社員に対して「申し訳なさ」しかなく、「周囲に対して迷惑しかかけていない自分は、この会社にいる価値があるのだろうか」と悩んだこともありました。

産休前の自分と復職後の自分を比較して、知らず知らずのうちに「できないこと」にばかり目が行っていたのだと思います。

でもある時、そんな考え方を捨てました。

できない、申し訳ない、迷惑しかかけていない・・・マイナスのことばかりに目が向いていた私に、私が最も信頼する仲間がかけてくれた言葉が今でも私の支えになっています。

「暗い顔で、辛そうな顔で、毎日のように申し訳ない。ごめんなさいって言われるよりも、
木村さんが毎朝明るい表情で出社して、忙しいながらも楽しそうに仕事をしているほうが、
よっぼど周囲のメンバーにとってはハッピーなんじゃない?」

私は変わらず仕事が大好きだけれど、私の人生において今何よりも大切なのは子供。
私のわがままかもしれないけど、これは絶対譲れないこと。

それなら、できないものはできない。
だからこそできることをできる限りの全力でやる。

これまでと同じができないことはもう明らかなんだから、
これまでと違う見方、考え方、やり方、かかわり方、貢献の仕方をすればいいんだ。

そう考えを変えてからは、以前よりもパワフルに、そして何より楽しく仕事に向き合えるようになった気がします。(もちろん今でも悩みは尽きませんが・・・)

今回のママレボは、以前の私のように「できない」ばかりに目が向き、「制約」に雁字搦めにされて苦しんでいる世の中の働くママに、少しでも明るい光を灯せたらという想いで創りました。

もちろん私が世の中の「働くママ」に偉そうなことなんて何も言えません。
私自身、毎日ぎりぎりでいっぱいいっぱいで、隙間なんてなく、ただ我武者羅に日々を過ごしています。

ただ、今の私だからこそ、私なりのやり方で「応援する&一緒に頑張る」方法をお届けしたいと強く願っています。

「働くママ」がイキイキとやりがいを持って働くことで、同じ職場の「未来のママ」たちに素敵な「闘う背中」を見せられるだけでなく、職場全体に活力が湧き、必ずや皆にとって素晴らしい未来になると信じています。

 


■プロフィール
木村 陽子(yoko kimura)
大学卒業後は星野リゾートに就職。
全国各地を転々とし、ホテル、旅館、リゾート施設の接客サービスに従事。
入社3年目に最年少で初の女性ディレクターに就任。
1年間で売上、集客、顧客満足度共に過去最高を記録。
2010年、日本サッカー協会で事務系の仕事に就く。
仕事をする傍ら、グロービス経営大学院で経営学を学び、3年半をかけてMBAを取得。
2011年、株式会社シェイクに入社。
人材育成や組織開発、職場実践等の、研修プログラム開発に携わる。
また、新人・若手・中堅層の研修を中心に、ファシリテーターとしても活躍。
2017年2月に女児を出産。仕事と育児の両立を目指し、日々奮闘中。

 

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