失敗と付き合うために大切なこと ~精神論ではなく、方法論を~

こんにちは、山野です。
前回のコラムで、過去は変えられないが、「過去の意味」は変えられる、
というような話を書きましたが、

過去、特に失敗と向き合うことは、そう簡単なことではなく、
ついそこから逃げたくなることは、誰しもあることだと思います。
(私も新しい環境に飛び込む中で、そう感じることがあります)

一方で、新しいイノベーションを生み出す時にも、
はたまた、新入社員が成長していくような過程の中でも、
失敗から学ぶこと、失敗を恐れないことの大切さは、
至るところで、叫ばれているように思います。

誰もが大切であると思いながら、ともすると精神論にもなりかねない
「失敗との付き合い方」ですが、今回は最近自分なりに思うところや、
学んだことを整理しながら、3つのポイントで書いてみたいと思います。

① まずは「何が失敗」「どこが失敗」だったのかを明らかにする
(いきなり「なぜ失敗したか」を考えない。尋問しない。)

先日とある仕事でプレゼンが上手くいかず、打ちのめされたことがありました。その帰路、新幹線で移動しながら、その場に一緒にいた人と、場の目的も踏まえて、プレゼンの良かったところ、逆に、どうも言葉が自分の中にしっくりと落ちず、聴き手にも伝わっていなかったところを話し合いました。

第三者の客観的な視点も含めて、何が失敗だったのか、一つずつ確かめていく中で、少し気落ちが落ち着いたような気がします。

「失敗した」と思ったときは、感情的にも不安定になり、曖昧な不安だけを持ったまま、次の行動につながらないことが多くあります。まずは冷静になることが一歩目だと思います。

失敗の原因は「自分と、それ以外」に切り分ける

何が失敗だったのかが明確になった後には、なぜ失敗したのか、原因を明確にすることも、次の行動の精度を上げるために大切です。

(しかし、これが苦しいと感じる人も多いのではないでしょうか。)

その時に、原因を自分に起因することと、そうでないことに分けて出し切ってみると、少しは苦しさが和らぐかもしれません。他人に責任転嫁し過ぎることなく、必要以上に自分を責めることもなく、次の行動を見出すことがポイントです。

上記②については、枝廣淳子さんの著書「レジリエンスとは何か」からも多くを学びました。レジリエンス(しなやかな強さ、立ち直る力)について、更に詳しく学びたい人にオススメの一冊です。

③ 失敗に対する自分の「率直な気持ち」を書いてみる
(失敗を、無理にプラスに捉えようとする必要はない)

そして、ここまでやってみても、どうも次の一歩が踏み出せないと感じた時は、失敗に対しての「自分の率直な気持ち」を書き起こすこともオススメです。

周りに迷惑をかけてしまって申し訳ないという気持ちなのか、次のプレゼンが不安だなという気持ちなのか、他人が自分のことをどう評価しているか恐れる気持ちなのか、など。

もちろん、このような感情をすぐに拭うことはできないにしても、マイナスの感情をまずは可視化することで、これから自分はどうしたいのか、その糸口が見えてくるかもしれません。
更にこれを繰り返していくことで、少しずつ自分の失敗に対する捉え方のクセが見えて、自分なりにコントロールする術が見えるかもしれません。

失敗を無理にプラスに、ポジティブに捉えようと試みることも一つの方法かもしれませんが、個人的には、その考え方に少し窮屈な感じがしていました。もし同じようなことを感じている人がいれば、やってみては如何でしょうか。

ここまで、私なりに思うことをつらつらと書いてきました。

改めて見返すと、目新しくないことも多いですが、何か読者のみなさんにとって、一つでも実践のヒントがあれば嬉しく思います。

と同時に、失敗との付き合い方、レジリエンスについてはたくさんの情報や、研究があります。ぜひ自分なりの「失敗との付き合い方」を見つけてみるのもありかもしれません。

 


■プロフィール
山野 靖暁(yasuaki yamano)
1991年生まれ/大阪府出身
株式会社シェイクに新卒で入社後、研修開発やコンサルティング営業に従事、
多くの企業の人材育成、組織開発に携わり、株式会社NEWONEの創業期にも関わる。
シェイク退職後、イギリスの大学院シューマッハカレッジへの短期留学を経て、
2018年3月より島根県の隠岐郡海士町に、暮らしと仕事の拠点を移す。
地域や、海外をフィールドにした課題解決型学習のコーディネートなど、
高校、地域、行政、民間企業等と連携しながら教育の魅力化に取り組んでいる。
最近のテーマは「他者との関わりの中で、その人らしさが生まれる学びの場」

 

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