「これからの働き方」と切迫感について 〜ウラジオストクで考えたこと〜

こんにちは、山野です。 7月の下旬から、仕事で2週間ほど滞在したロシアを、 あと2日間ほどで去り、日本に帰国します。 おだやかに晴れる日も多いけれど、なんとなく、 どっしりと重たい雲に包まれる天気の日にこそ、 ロシアのウラジオストクという街のイメージを 自分勝手に重ね合わせてしまいます。 不思議なものですが、私は海外で過ごしていて、 「日本に帰りたくない」と思ったことが一度もありません。 ノルウェーに1年間留学していた、20歳のときも、 1か月インドを旅して、バックパッカー気分に酔っていた?ときも、 社会人になり、少し長い休みを取ってポルトガルに行ったときも、 アメリカのオレゴンで、床屋に行ったときもそうでした。 友人や、家族に大きな声では言わないけれど、 日本に帰る飛行機を待つ時間が、私はけっこう好きです。 マイペースで小心者のくせに、つい行ったことのない場所に 出かけてみては、マイホームの居心地のよさを確かめる。 そんな感覚が好きなのかもしれません。 大げさに言えば、そのために海外に出かけると言ってもいいくらい。 (なんとも本末転倒だと、自分にツッコミたくなります) そして、その「マイホーム」は、時間の流れとともに変わる ものであり、蓄積されていくものでもあるように思います。 社会人になったときは、大学時代を4年間過ごした京都を、 島に移住した今年は、新卒から4年間を過ごした東京や 組織としての前職を、ホームとして強く意識しました。 ふと、小さい頃に育った大阪の堺市にあるニュータウンを 懐かしく思い出すこともあります。 矛盾するようですが、そんな繰り返しの中で、いつしか、 移住した島も、現職も、ホームになるかもしれない。 そう思うと、しなやかに、力強く生きていける気がします。 そして、これは働き方や、キャリアにも通じるような 話であるかもしれません。 組織に縛られず働きたい、という前傾姿勢だけでなく、 マイホームのように、愛着を持つことのできる、 チームや、関係性を一つずつ蓄積していく中で、 結果的に、自由に、新しい仕事を生み出していける。 そんな働き方であり、キャリアの積み重ね方ができると 幸せであり、強さを兼ね備えるかもしれません。 もう少し言うと、やりたいこと、自己実現も大事だけれど、 時に、誰かの「やりたい」を支えていくことが、結果的に、 自分のキャリアをつくっていくことになるかもしれない。 そんなことを、最近ぼんやりと思います。 (果たして、それができているかは、さて置き・・・) 新興国の台頭や、テクノロジーやAIの発展の中で、 日本という国が生き抜けるか、そして個人として生き残れるか、 ともすると、そんな切迫感だけが強くなりすぎるからこそ、 あえて問いたい、そして自分に対して投げかけていきたいテーマです。 さてホーム、マイホームと、つらつら書いてきましたが、 ひとまず直近としては、ダシの効いたお味噌汁こそが、 自分の人生にとって、必要な気がしてきました。 今回は、このあたりで失礼します。   ■プロフィール 山野 靖暁(yasuaki yamano) 1991年生まれ/大阪府出身 株式会社シェイクに新卒で入社後、研修開発やコンサルティング営業に従事、 多くの企業の人材育成、組織開発に携わり、株式会社NEWONEの創業期にも関わる。 シェイク退職後、イギリスの大学院シューマッハカレッジへの短期留学を経て、 2018年3月より島根県の隠岐郡海士町に、暮らしと仕事の拠点を移す。 地域や、海外をフィールドにした課題解決型学習のコーディネートなど、 高校、地域、行政、民間企業等と連携しながら教育の魅力化に取り組んでいる。 最近のテーマは「他者との関わりの中で、その人らしさが生まれる学びの場」  

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