学習の第一歩

こんにちは。NEWONEの木村です。

最近の娘は、いろいろなことを私にしてくれます。

自分が食べているご飯を手でつかんで、私に「あーん」
おままごとのおもちゃを持って、保育園の先生やお友達に「どうぞ」
眠そうな娘に添い寝してトントンしていると、娘も私にトントン。

つい先日は、娘が遊んでいる傍らで少し横になっていた私に、そっとバスタオルをかけてくれました。

生まれてすぐは寝返りもできず、指を動かして何かを掴むこともできず。おむつ替えもごはんも寝かしつけも、すべてがしてもらってあたり前だった娘。
1年経った今では、本当にたくさんのことができるようになりました。
そしていつの間にか、「してあげる」側にまで成長しました。

先日のコラムでは「成長の喜び」について書かせていただきましたが、改めて「成長」とは一体何でしょうか。

「成長」の定義は人それぞれだと思いますが、私は「できなかったことができるようになる。それまでは考えもしなかったことが浮かぶ(考えられる)ようになる。見えなかった世界が見えるようになる」ことだと思っています。

そのためには「学習」することが不可欠です。

しかしながら、1歳の娘はまだまともに言葉も話せません。
まだ言葉も話せない赤ちゃんが、どうやって「学習」しているのか?

娘の成長に話を戻しますと、身体的には0歳のときから絶えず成長していましたが、あるときから急激に知的成長のスピードが加速したと感じています。

ちょうどそのとき同じく娘に起きていた変化は、人のやることをじーっと見る(観察する)ということでした。

家庭でも保育園でも、親や先生、お友達がしていることを本当によく見ています。
楽しいときや嬉しいときの笑顔とは全く違う真剣な眼差しで対象をじーっと見つめ、何をしているのかをよく観察しています。
1歳児だということを忘れるくらい、ものすごい集中力です。

人は何かを学習するとき、まず「見る」ことから始める。

これもまた、原点に返らせてくれる気づきでした。

言葉が話せるようになり、さらに大人になって、自分で考える、自分で調べる、なんとなくでも自分なりにやってみる、ということができるようになってくると、つい疎かにしがちな「見る」という行為。

皆さんは、日頃からどれくらい「見る」ことを意識していますか?
今、あなたが見るべき対象は何(誰)でしょうか?

新人が、先輩や上司を見る。
上司が、部下を見る。
自身の家庭や職場を見る。

ふとしたとき、敢えて他の手段を封印し、とことん「見る」ということを実践してみると、意外なところに新しい発見があるかもしれませんね。

私は今日も、穴が開くほど娘から見られています。
見られる恐怖と楽しさと、そして責任を感じつつ、娘に恥じない自分でありたいと強く思う今日この頃です。

 


■プロフィール
木村 陽子(yoko kimura)
大学卒業後は星野リゾートに就職。
全国各地を転々とし、ホテル、旅館、リゾート施設の接客サービスに従事。
入社3年目に最年少で初の女性ディレクターに就任。
1年間で売上、集客、顧客満足度共に過去最高を記録。
2010年、日本サッカー協会で事務系の仕事に就く。
仕事をする傍ら、グロービス経営大学院で経営学を学び、3年半をかけてMBAを取得。
2011年、株式会社シェイクに入社。
人材育成や組織開発、職場実践等の、研修プログラム開発に携わる。
また、新人・若手・中堅層の研修を中心に、ファシリテーターとしても活躍。
2017年2月に女児を出産。仕事と育児の両立を目指し、日々奮闘中。

 

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