「言ってくれれば、直します。‘僕たち‘怒られたくないので」

NEWONE新入社員の館越です。

新入社員研修が各地で行われ、
私もほぼ毎日、新人研修の運営をお手伝いする中で、多くの新入社員を近くで見てきました。
「上昇意欲がない」「答えをすぐ探す」などと言われている私たちの世代ですが、
私から見た、今年度の新入社員の傾向について感じたことを述べたいと思います。

周りに合わせることを重視。真面目で素直な2018年度新入社員
私がお会いした多くの新入社員の中で、
ほとんどの方に共通するのが「真面目で素直」という点でした。

研修の初めは初動が遅く、
ワークは時間内には終わらせるけど、
質は到底高いとは言えない。
メモも取らない。
積極的に発言することも少ない。

このような状況に対して、
当然のように講師から厳しい言葉があがりました。

しかし、さすがは「真面目で素直」な新入社員たち。
言われた事への反応は早く、
すぐに改善に努めていきました。

素直にフィードバックを吸収し、
改善力が高く、柔軟な新入社員が多い。
そう思ったのも束の間、私はある違和感を覚えました。

安全な状況でないとチャレンジしない
私が持った違和感は「言われたからやる」
という主体性のない行動の数々でした。

発表の時には、既に言われている為、
積極的に手を挙げていた彼、彼女たちでしたが、
他のグループの発表に対しての質問などはほとんど出ませんでした。
また、今までグループワークでは
積極的に行動していた彼、彼女たちも、
講師に怒られ、指摘された途端に
沈黙し、小さくなってしまう様に見えました。

怒られる事に慣れていないこの世代は、
うまく物事が進んだ時は物凄い力を発揮する一方で、
リスクを取るよりは、周りに合わせ、
怒られないように行動する傾向が強いと感じました。

少しの気づきが大きな変化に繋がる
どうすれば主体的にチャレンジするようになるのか。
私の疑問はあるシーンで解決されました。

ある企業で、その日の学びをノートに書き出す時間がありました。
彼女は、空き時間にもマナーについて自主的に練習し、
ノートにもすらすら書き出していました。

さらに、グループワークでは積極的に自分の意見を述べていたので、
私は彼女に対して「積極的に自らチャレンジできる人」という認識をしていました。

しかし、全体共有になると自ら手をあげる事はありません。
講師が彼女に対して「なぜ手をあげないの?」と質問したところ、
「自信がなく、失敗するのが怖い」と返ってきました。
彼女に限らず、半数以上の新入社員が同期の前では積極的だが、
講師や人事の方に対しては消極的でした。

そこで講師が彼女に投げかけた言葉が印象に残っています。
「自信がないって言ったけど、今みんなの前でちゃんと話せているよ。みんな伝わっているよね?」
これ以降、彼女だけでなく会場全体が積極的になり、
失敗を恐れない行動が増え始めました。

「自信がないから自ら行動したくない」
「失敗したくないからチャレンジできない」
このような不安な考えを持つ方に対して、
ほんの少し「気づき」を与えてあげる。

このケースでは、
「私、みんなの前で堂々と話せている!」
という小さな成功体験を気づかせてあげる事で、
彼女と周りの新入社員に大きな変化をもたらしました。

新入社員研修の意味
私はこの気づきを通して、
研修の意味を再確認できました。
それは、
「知識や上司との相性なしに、自分の本当の能力を知ること」

能力を知るためには全力を出さなければならない。
そのためには、失敗を恐れずチャレンジしなければならない。

新入社員の時からこの癖付けをするかしないかで、
3年後、5年後の成長率に違いが出ると感じました。

私はこのような気づきを多く提供し、
主体的なチャレンジを楽しめる人材を
世の中に増やしていきたいと考えています。

また、私自身も様々なことにチャレンジして、
失敗しても多くを学び、成長していきたいと思います。

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