働き方を見直すきっかけ

はじめまして。NEWONEの木村です。

昨年春に長女を出産し、約1年間の育児休暇を経て今年の春に復職しました。

育児休暇中の出会いや出来事はまさに新しいことだらけで、30数年生きていてもまだこんなに知らない世界があるのだと、日々驚きの連続でした。

春は新生活の始まり。私も仕事と育児の両立という新しい挑戦が始まりました。

育児の大変さはもちろんのこと、育児休暇中の世の中から隔離された(と感じる)孤独感、仕事のブランクへの焦り、育児と仕事を両立する大変さ等々、自分が経験してみなければわからないことだらけで、これらを経験してきた世の働くお母さんたちを心から尊敬しています。

もともとは、「やりがいをもってイキイキ働く人を増やしたい」、「一人ひとりが自分の可能性に気づき、その可能性を広げられるよう、何かひとつでもお手伝いがしたい」という想いで、現在の仕事に就きました。

その想いは今も変わりませんが、今の状況の私だからこそ役に立てることをしたいという新たな想いも抱いています。

それは、「やる気も能力もあって、でもさまざまな制約条件の中で、活躍できずに苦しんでいる人たちの力になりたい」という想いです。

具体的に、どのような方法でお役に立てるかはこれからのテーマですが、そのひとつの手段として、私が日々感じたことや気づいたことを、こうしてコラムで発信していきたいと思います。

読んでいただく皆さんに、少しでも感じることや伝わることがあれば幸いです。

今回は、「働き方を見直すきっかけ」について触れてみたいと思います。

20代の頃の私はとにかく仕事、仕事。寝食を忘れて、休日も夜中も絶えず仕事の、完全な「仕事人間」でした。仕事が好きだったということもありますが、今思えば、とにかく不安で、焦っていたのだと思います。

そんな私が働き方を見直すきっかけは、これまでに3回訪れました。
1回目は、無理が祟って身体を壊したとき。
2回目は、結婚したとき。
3回目は、妊娠したとき。

身体を壊したことをきっかけに、例えるなら、フルマラソンの距離(42.195km)を短距離走のペースで走っていた無謀な自分に気づきました。ただひたすらにがむしゃらに爆走するやり方は、持続できないと身に沁みました。

そして結婚、妊娠。ともに、自分一人ではなく「他者(相手)」が存在することです。
仕事は変わらず好きですが、それによって家庭や命を犠牲にするのは嫌だ。そんな思いから、本気で働き方を見直すきっかけになりました。

私の場合、きっかけは「そうせざるを得ないもの」ばかりでしたが、働き方を見直したことで、それまで無理だと思っていたことがたくさんできるようになりました。

働き方が変わり、物理的な労働時間が減っても、求められる成果は何ら変わりません。
だからこそ考えるのです。1日の仕事の進め方はもちろんのこと、関係者の多い長期的な仕事も、最初に逆算し、リスクも想定し、余裕をもってスケジューリングする。

実際、自分一人で、いくらでも無理のきく働き方をしていたときよりも「効率的」になり、「生産性」も上がり、仕事の進め方に対する周囲の評価も上がりました。

最近は、「働き方改革」という言葉をよく耳にしますが、何のために働き方を変えるのでしょうか。
施策を打つ以上、組織として、国としてその目的を掲げることももちろん必要ですが、何より大切なのは、実際に働く私たち一人ひとりが「何のためか」を持つことだと私は思います。

そうしなければ、「長時間働かされている」と感じていたときと何も変わらず、働き方改革をしたことで「働く時間を奪われた」と感じてしまうのではないでしょうか。

皆さんは、今の働き方を変えたいと思いますか?
それは何のためでしょうか?

私個人としては、目的も考えず、ただひたすらに、がむしゃらに仕事に没頭していた20代の自分も嫌いじゃないです。その頃の自分がいたおかげで今があると思っています。
しかしながら、これからの私はそうはいきません。

仕事をするからには、妥協なく、きっちり成果を出す。
そして家庭では、娘の屈託のない最高の笑顔を守る。

さて、そのためにどうするか。
新たな働き方を考えるチャンスをくれた娘に感謝です。

 


■プロフィール
木村 陽子(yoko kimura)
大学卒業後は星野リゾートに就職。
全国各地を転々とし、ホテル、旅館、リゾート施設の接客サービスに従事。
入社3年目に最年少で初の女性ディレクターに就任。
1年間で売上、集客、顧客満足度共に過去最高を記録。
2010年、日本サッカー協会で事務系の仕事に就く。
仕事をする傍ら、グロービス経営大学院で経営学を学び、3年半をかけてMBAを取得。
2011年、株式会社シェイクに入社。
人材育成や組織開発、職場実践等の、研修プログラム開発に携わる。
また、新人・若手・中堅層の研修を中心に、ファシリテーターとしても活躍。
2017年2月に女児を出産。仕事と育児の両立を目指し、日々奮闘中。

 

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