若手社員の差が出るポイント ~逆算思考②~

「働き方改革」が叫ばれる中、
一人ひとりの生産性を高めることも求められる今日この頃。

いつでも圧倒的に成果がでる若手社員と、そこそこの若手社員、
その違いは何か?の1つとして取り上げている、
個人の生産性にも影響する「逆算思考」。

若手社員や中堅社員は、
いつでも「逆算思考」ができているかというとそうではない中、

それを阻害している3つの要因の一つとして、
(1)できているつもりになっている
について、改めて考えてみたいと思います。

逆算思考とは
ゴールを起点にやることを決める考え方であり、
ゴールを先に想定して、そこに到達するためには、
どのように進めていくかを逆算して、
アクションプランに落としていくものです。

言葉に書くと、簡単ですし、
前回の「忘年会の幹事」の例などでも、
出来ているイメージは湧きます。

では、いかなる時でも、出来ているかと問うといかがでしょうか。

基準が無いため、
一人ひとりが出来ているつもりになっている可能性があり、
それを打破するために、
逆算思考を5つのシーン(レベル)で分けて考えてみたいと思います。

1.ルーチン業務の逆算

過去に経験がある仕事と全く同じ場合に、逆算ができる

2.自分の仕事の逆算

経験がある仕事から少し目標(周りからのニーズ等)が違ったり、基準が高かったりしても、逆算ができる

3.領域内他業務の逆算

自部署管轄内の仕事ではあり、周りに経験者はいるが、自分は初めて取り組む仕事において逆算ができる

4.領域内チャレンジの逆算

自部署管轄の範囲内の仕事ではあるが、自分も周りも取り組んだことがない仕事で逆算ができる

5.初環境での逆算

他部署や他社に移って、行ったことが無い初めての仕事でも逆算できる

この5つで見たときに、
レベル1、レベル2といった仕事で、逆算できることは多くあるでしょう。

一方で、レベル3、4、5でも逆算できるかどうか。
それが、いつでも圧倒的な成果を出す社員であるか否かの境界線だと思います。

自分が逆算できているといっても、どのレベルでできているか
それを認識し、レベル3、4、5までできて「逆算思考ができる」と言える感覚を持つことが、成果を出す若手・中堅社員の育成で大事なことです。

そして、そういった社員が増えることで、
組織の生産性は高まり、一人ひとりが自律した社員であふれる組織に近づくのではないでしょうか。

次回は、逆算思考に対する他の阻害要因について、考えてみたいと思います。

 


■プロフィール
上林 周平(kambayashi shuhei)

大阪大学人間科学部卒業。
アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)に入社。
官公庁向けのBPRコンサルティング、独立行政法人の民営化戦略立案、大規模システム開発・導入プロジェクトなどに従事。
2002年、株式会社シェイク入社。企業研修事業の立ち上げを実施。その後、商品開発責任者として、新入社員~管理職までの研修プログラム開発に従事。
2003年より、新入社員~経営層に対するファシリテーターや人事・組織面のコンサルティングを実施。
2015年より、株式会社シェイク代表取締役に就任。前年含め3年連続過去最高売上・最高益を達成。
2016年、若手からのリーダーシップを研究するLeadership Readiness Lab設立し、代表に就任。
2017年7月、「和×人材育成」をコンセプトにした和の大学株式会社を設立。
2017年9月、これからの働き方をリードすることを目的に、生産性向上やイノベーションなどを支援する株式会社NEWONEを設立。
米国CCE.Inc.認定 キャリアカウンセラー

 

関連記事

  1. 「変人」が社会を変える

  2. 「判断を保留」することで広がる世界

  3. 「ダイバーシティ」違和感を価値に

  4. 人の可能性は想像を超える

  5. 表現するとは生きること

  6. 自分にしか分からない「葛藤」を貯めていくと、それが価値になる